ファミリーレストランの食材の産地表示

ある有名ファミリーレストランのチェーン店に行ったところ、入口近くの壁に使用する食材の産地が表にして張り付けてありました。例えばほうれん草やきゅうり、トマトや米また鶏肉や豚肉などは、どこで獲れたものかを絵、を描いて表にしているのです。折しもちょうど東日本大震災と同時に起きた福島原発事故の後だったので、皆食品の安全には気を使っていた頃でした。テレビや新聞またインターネットでは、放射能の危険性が毎日のように報道されていたのは皆知っていると思います。私は関東に住んでいますが、近くのスーパーでは産地を表示するのは今では常識になっています。特に青菜のナイロン袋には大抵、産地の県名やそれを作った農家の方々の名前、ものによっては写真まで付いています。その表示そのものが偽装されたものでない限り、私たち主婦は安全を考えて食材を選ぶことが出来るということになります。でも、レストランとなると普通はどこで獲れた食材かを知ることはできません。

福島原発事故の直後は、主に福島県の米や野菜、キノコなどが危険だと報道されました。その他宮城、岩手、茨城なども危険地域とされ、暫く経つと埼玉、群馬、神奈川、静岡などの地域も、植物によっては放射能の値が高いものがあると報じられました。特に牛乳などは、放射能を浴びた干し草を食べた牛のものは汚染されているということで、小さい子供を持つ親たちは非常に気を使ったと思います。私が入ったファミリーレストランは、日本海側のある地方都市のレストランでした。関東でも有名なファミレスのチェーン店で、普段からお客の入りも多い店です。私用で出かけた土地だったのですが、日本海側なので、放射能の問題には少し安心して店に入りました。でもそこで見たのは、食材の産地表示で、東京の同じチェーン店でもそのような表示をしてあるのを見たことがなかったので、少し驚いたのです。ほうれん草、ブロッコリー、かぼちゃ、トマトなどは放射能が危険だと言われる関東のものはほとんどありませんでした。肉などもニュージーランド、オーストラリアと外国産のものでした。こうしたレストランの食材の産地表示は、消費者にとっては有難いもので、関東でも実践してもらいたいものだと思いました。

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